私たちの100項目宣言

  • HOME
  • 私たちの100項目宣言

ワンちゃんが
トリミングを好きになるための
私たちの行動規定 100項目宣言!

『トリミングは我慢しなくてはいけないもの』ほとんどの飼い主様がそう感じています。
ですが、それは勘違いで犬目線で嫌でないトリミングを徹底すれば
トリミングはとても心地よく我慢なんて必要のないものになるんです。
私たちはこれまでのトリミング経験の中でそれに気づき、
我慢の必要のないトリミングができる状態を『我慢の向こう側』と呼ぶことにしました。
私たちはその『我慢の向こう側』を目指すことをトリミングの目標としています。
そしてそれを実現するために全100項目に及ぶトリミングにおける行動規範を定めました。

心構え

  1. 犬の目線で、犬に対しての思いやりとやさしさ、そして、愛情を持って接する。
  2. なにか迷ったときは、『犬のためかどうか』を判断基準とする。

トリミング全体を通して

  1. 1対1でトリミングを行う
  2. トリミングをするために必要な時間を削らない。(確保する)
  3. 怒鳴らない。(犬にも人にも)
  4. 丁寧な言葉遣いをする
  5. 犬がテーブルの上にいる時間をできるだけ短くする。
  6. 犬をテーブルの上に放置しない。
  7. 左手はかならず犬を保持し、絶対に放さない。(左手を放す際は、右手を犬に)
  8. 広いスペースを確保し、犬同士の干渉を避け、ストレスをかけない。
  9. 犬をケージに入れっぱなしにしない。
  10. お水あげる。
  11. トイレの我慢をさせない。
  12. 嘘をつかない、事実はきちんと伝える。(飼い主様に、スタッフ同士で、犬に対しても)
  13. 痛くしない。(作業詳細は各部門内で表記)
  14. 無理させない。(犬が嫌がる作業は無理にすすめない)
  15. 命令しない。(無理強いしない)
  16. 喜ばせる。
  17. 嫌なことは慣れるまでこちらが我慢。
  18. トリミング中は施錠する。
  19. ぶたない、けらない、つねらない。

受付

  1. 犬をいきなり抱っこしない。
  2. 犬にいきなり触らない。
  3. 犬に自由に探検させる。(マナーベルト着用)
  4. お客様の話を聞く。
  5. 名前を呼ぶ 犬。
  6. 名前を呼ぶ 人。
  7. 自己紹介する、挨拶する。
  8. 部屋の温度、湿度を適度の状態にしておく。
  9. お預かりしたものはお客様と一緒に確認し、箱に入れる。
  10. 体重ははじめに測る。

トリミング

シャンプー前

  1. いきなりはじめない
  2. コミュニケーションタイムをとる。

爪切り

  1. 出血させない。絶対に。※これは怪我です。
  2. 角から回転するようにスライスして切る、バツんと切らない。※Zan使用。
  3. しっかりとやすって角を残さない。(爪に角が残っていると、飼い主様が痛い思いをして、表情がこわばり、犬も嬉しくありません。飼い主様のためにすることが、犬のためになるということもあります。)
  4. 爪を切る際、ひっぱりっこをしない。保定の仕方にも工夫が必要。
  5. 関節の可動域に注意する。

耳そうじ

  1. 耳毛を抜かない。必要に応じて抜くこともあります。
  2. 耳毛を切る。必要に応じて切ることもあります。
  3. 耳の中を傷つけないように注意してふく。
  4. 耳の汚れを押し込まない。
  5. 耳を引っ張らない。

バリカン

  1. 保定をしっかりとして、関節の可動域に注意する。
  2. 足裏のバリカンの際、刃を立てない。
  3. 肛門バリカン、肛門に対して刃を平行に。
  4. 肛門の周りを刈りすぎない、バリカン負けに注意。
  5. 無理にしっぽをあげて刈らない。
  6. 尾の根元を持つ。
  7. 腹バリ、きれいにしようとしすぎない、ケガをしたら元も子もない。
  8. チン先は少し毛を残すが、要望によって対応する。
  9. お腹のすじに注意し、筋方向にバリカンかけない。
  10. たま、いんぶには特に注意する。
  11. ここまで終わったら休憩する。

シャンプー

  1. 必ずお湯になったことを確認してからはじめる。
  2. おしりからぬらす。
  3. シャワーは使わない。(音で怖いことと刷り込まれている子がほとんど。)
  4. 顔はスポンジで流す。
  5. シャンプーの作り置きはしない。(温かいシャンプーをその都度、用意する)
  6. ゴシゴシしない、しっかりと泡立てながらやさしく洗い上げる。
  7. 肛門腺はつねらない。(過度に溜まっている時は病院での診察をすすめる)
  8. 目にシャンプーを入れない。入ったらすぐすすぐ。(常に目視を怠らない)
  9. リップラインをきれいに洗う。
  10. 気持ちよくさせる。全身をくまなく触れるのはシャンプーの時だけ。しっかりとマッサージをするつもりで気持ちよくしてあげましょう。(耳、耳前、耳の下、耳回り、目の上、口回り、犬歯の上、下、臼歯の上、下、首、肩、背中、腰、腿)
  11. ぶるぶるは我慢させない。
  12. 目から流して、目を流して終わる。すすぎのたびに。
  13. エアーは使わない。
  14. タオルでよくふく。(顔を拭く際は目を傷つけないように目視ができる状態で拭く)

ブロー

  1. スリッカー負けに注意。
  2. 目にドライヤーの風をあてない。
  3. ドライヤーの風は6まで。
  4. 顔は5まで。
  5. 温度は7まで。
  6. ブローの後に、耳のからぶきと。
  7. ブローの後に、爪のやすりなおし。
  8. ここまで終わったら休憩。

バリカン

  1. 絶対にケガをさせないために、けがをさせる箇所を完璧に覚える。
  2. ケガをさせるよりも、毛が残っているほうがまし。無理に刈らなくていい。
  3. ※注意カ所とバリカンをかける向きを間違わなければケガをさせない。
  4. 1~2mm・肛門、足裏、腹バリ、へそ、おっぱい、タックアップ、耳、耳フチ、子葉、足バリ、イボ
  5. 3~6mm・タックアップ、ひせつ、へそ、おっぱい、耳、耳フチ、子葉、イボ
  6. 首前(顔を手前に引いた状態で刈らない)
  7. 8mm~・タックアップ、首前、ひせつ

ハサミ

  1. 絶対にケガをさせないために、けがをさせる箇所を完璧に覚える。
  2. ハサミの位置、刃の向きが正しければケガはさせない。
  3. テーブルの上にハサミを置かない。ハサミを落とす原因にもなる。
  4. 足回り、口回り、舌、耳、目頭、首
  5. 目に入った毛をとる。
  6. 体の毛をよくとばす。
  7. 体のカット終わりに休憩。

写真

  1. シュシュをつける。
  2. 毎回色を変えたり工夫する。
  3. カメラ目線。
  4. 光、影。
  5. ぶれてないもの上から、下から、角度を変えて撮る。
  6. 最低3枚。
  7. 休憩中も写真を撮る。

お返し

  1. フリースペースで過ごしてもらう。

帰りの際

  1. ドアを開ける。
  2. ウッドデッキの先まで出る。
  3. 自転車などがこないか確認する。
  4. お見送りをする。

『私たちの100項目宣言』はお客様の声、犬の気持ちを日々反映しながら、いいものはさらに発展させ、合わないものは検討改善を続けていきます。
よりよいトリミングのお時間を実現するために日々精進してまいります!

トリマー一同(2022年10月1日)